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09:30-09:50
会場・告知
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09:50-10:00
Opening
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10:00-10:50
1%の変革が未来を創る
~ 生成AI時代のDX戦略 ~
生成AIの進化により、さまざまな分野でビジネスの仕組みやプロセスを大きく変えるソリューションが生まれつつあります。
企業にとっても、DXを成功させ、顧客と双方向のコミュニケーションを取りながら、サービスの価値を高める取り組みの重要性が一層増しています。
本講演では、AIを活用した変革の具体例を紹介するとともに、双方向コミュニケーションを支えるAI技術について解説します。
さらに、これまでAI活用が進んでいなかった領域でDX戦略に取り組む際に注意すべきポイントについてもお伝えします。安野 貴博さん / Takahiro Anno
AIエンジニア、起業家、SF作家。東京大学、松尾研究室出身。ボストン・コンサルティング・グループを経て、AIスタートアップ企業を二社創業。デジタルを通じた社会システム変革に携わる。日本SF作家クラブ会員。
2024年、東京都知事選に出馬、一般財団法人GovTech東京 アドバイザー就任、デジタル民主主義2030プロジェクト発足、AIを活用した双方向型のコミュニケーションを実践。 -
11:00-11:30
作る、試す、正す。
〜アジャイルなモノづくりのための全体戦略〜
「価値」のみならず、「意味」あるプロダクトを生み出すには? 作り方、作る人、そして作るモノすべてをアジャイルにするための全景(ソフトウェアづくり→プロダクトづくり→システムづくり)について、その手がかりをお話したいと思います。不確実性に挑むエンジニア、プロダクトマネージャー、事業開発担当者、組織。すべてのひとにお伝えします。ともに越えていきましょう。
市谷 聡啓さん / Toshihiro Ichitani
株式会社レッドジャーニー
代表サービスや事業についてのアイデア段階の構想から、コンセプトを練り上げていく仮説検証とアジャイル開発の運営について経験が厚い。プログラマーからキャリアをスタートし、SIerでのプロジェクトマネジメント、大規模インターネットサービスのプロデューサー、アジャイル開発の実践を経て、自身の会社を立ち上げる。それぞれの局面から得られた実践知で、ソフトウェアの共創に辿り着くべく越境し続けている。
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11:40-12:00
From Zero to Hero: 伝統的な大企業がチャレンジする未来創造
- JR東日本 Suicaアプリ(仮称)から始めるアジャイル組織変革
JR東日本は、中長期ビジネス成長戦略「Beyond the Border」の下、Suicaを「移動」だけでな「くらし」に欠かせないデジタルプラットフォームにRebootします。本セッションでは、わずか3名のメンバーからスタートし、アジャイル組織を立ち上げるまでの道のりと学びをご紹介します。 具体的には、ステークホルダーインタビューによる活動スコープの定義、プロダクトのMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)策定、Amazonの採用ノウハウを活用した内製化チームの組成、そしてACoE(Agile Center of Excellence)の設立まで、伝統的な大企業における組織変革の実践例をお伝えします。
加藤 敬介さん / Keisuke Kato
東日本旅客鉄道株式会社
副長製造業にてソフトウェアエンジニアを経験した後、大規模ウォーターフォールのプロジェクトマネージャーとしてキャリアを築く。その後大手通信企業にて、スクラムでのプロダクト開発と顧客起点のデジタルマーケティングにより自社経済圏の拡大に貢献。2025年に東日本旅客鉄道株式会社に入社し、Suicaアプリ(仮称)のプロダクトオーナーとしてスクラムチームの立ち上げを牽引。プロダクト開発とアジャイル組織変革の両輪による「Reboot Japan」に情熱を注いでいる。
八巻 智和さん / Tomokazu Yamaki
アマゾンウェブサービスジャパン合同会社
Agile Transformation Consultant製造業にて、XDDP, Agileなどの各種開発フレームワークの導入、CI/CDなどの開発環境構築、メトリクスに基づくガバナンス整備などのカイゼン活動を牽引。プロジェクト、センター、本部、全社の各レベル、組込み開発を含め幅広いソフトウェア領域でのカイゼン経験を有する。現在はAWS Japanのアジャイル変革コンサルタントとして、企業のビジネスアジリティ向上を支援している。
大西 浩二さん / Koji Onishi
アマゾンウェブサービスジャパン合同会社
Agile Transformation Consultantコンテンツ事業、ヘルスケア事業において、新規事業開発からプロダクト開発、組織変革まで幅広いアジャイルコンサルティングを実践。特に0から1を生み出す組織づくりと、ビジネス成長を加速させるチーム文化の醸成を得意とする。新規サービス構築や、内製化・オフショア開発体制の確立など、多様な組織変革プロジェクトを推進。現在はAWS Japanのアジャイル変革コンサルタントとして、企業のビジネスアジリティ向上を支援。組織の成長フェーズに応じた変革アプローチと、持続可能な改善の仕組みづくりを提案している。
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12:00-13:00
お昼休憩
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13:00-13:20
巨匠たちのすれ違いから学ぶ、AI時代のアジャイルで重要なこと
~2002年アラン・クーパー/ケント・ベック論争を参考に~
みなさんは、この先が読めない時、どうしていますか? 私は、過去の出来事を学ぶことで、トレンドや過度の期待に流されず、冷静に判断できるようになると考えています。 2002年、ケント・ベックとアラン・クーパーが交わした論争は、「設計か、適応か」という問いでした。AI時代を生きる私たちに、その対話は“どう動くか”を考えるためのヒントになります。 アテンション・エコノミーといわれる派手さやスピードが重視される今こそ、熱狂や扇動の嵐に踊らされず、一人ひとりが自分の軸で考えることが求められています。 よりよい未来をつくるために、「考え抜く力」を取り戻す。そのきっかけになる時間にしたいと思います。
秋葉 啓充さん / Hiromitsu Akiba
株式会社SHIFT
ソリューション事業部 アジャイル推進部 部長株式会社SHIFT アジャイル推進部 部長。心理的安全性を土台に“ビジネスアジリティの高い状態”を組織に根付かせることを使命としています。戦略立案から現場支援、DevOps・自動化・技術提案まで140億円規模のビジネス成長を目指し変革を推進中。
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13:30-13:50
金融会社でのアジャイル導入の挑戦
~組織の壁・階層を越えた「対話」が紡いだ変革の軌跡~
「アジャイル導入がなかなかうまく進まない」三菱UFJ eスマート証券もそんな悩みを抱えてました。 今度こそアジャイル導入を実現したい、そんな思いに共感したKDDIは取組に伴走支援させていただきました。 過去の大きな組織での組織変革の経験をもとに、丁寧な対話をベースにしたアプローチを行いました。現場、ビジネスサイド、マネージャー様々な方との対話を重ねて一つ一つ課題をクリアし、結果として1年でスクラムチームを立ち上げることができました。 このセッションでは、過去の変革の経験から得た気づきや目の前の人との対話がいかにして「アジャイル導入」という大きな変革につながったのか、具体的な行動とその成果をご紹介します。同じような悩みを抱える方の何かきっかけになれましたら幸いです。
清野 航さん / Wataru Seino
KDDI株式会社
エキスパート2012年KDDI株式会社入社。ToC向けのアプリ・サービスのPO・PM・開発に従事。現在はPOをやりつつ、チームがより価値にフォーカスできるようにマネージャーとして橋渡しにも奮闘中。
また、それらの経験をもとにグループ会社へのアジャイル導入支援などアジャイル開発を推進するメンバーとしても活動中。岡 樹太郎さん / Mikitaro Oka
三菱UFJ eスマート証券株式会社
スクラムマスター2012年にSIer企業へ入社し、スマートフォンやスマートグラス向けアプリのR&Dをスクラムで経験。
その後、アジャイル支援専門部署で様々な現場をサポートし、アジャイル開発に携わりました。
2020年に三菱UFJ eスマート証券へ入社し、アジャイル開発の立ち上げを担当。
現在はKDDIの協力のもと、自社へのアジャイル開発導入を推進しています。 -
14:00-14:20
ソフトウェアテストの学習に役立つJSTQBのシラバスと試験のご紹介
ビジネスで行っているソフトウェア開発のチームに参加したことがある方ならば、多かれ少なかれソフトウェアテスト経験をお持ちでしょう。皆さんは、テストケースをどのように作っていますか? 現場ではどのようにテスト活動を行っていますか? 実は、原則や技法やプロセスといったソフトウェアテストの技術については、ISTQBという国際的な団体のシラバスで学べます。そのシラバスを、私たちJSTQBでは日本語に翻訳して無料公開しています。シラバスは、開発やテストをより良い活動にしたい、テストについて体系的に学びたい、といったニーズをお持ちの皆さんにはきっとお役立ていただけると思います。また、実力を確認したい方向けに、資格試験もあります。このセッションでは、私たちJSTQBという団体と、アジャイル関連のシラバスを中心に公開中の一部の日本語版シラバスの概要、試験の概要をご紹介します。
井芹 久美子さん / Kumiko Iseri
JSTQB
技術委員エンタプライズ系ソフトウェア開発業務、WEBアプリとモバイルアプリのQA業務などを経験。JaSST'24 Tohoku、WACATE2020 冬ではソフトウェアテストに関する講演を担当しました。また、書籍「実践ソフトウェアエンジニアリング(第9版)」と「システムテスト自動化 標準ガイド」(いずれも共訳)の翻訳に参加。
JSTQB技術委員としては、JaSST'18 Tokyoチュートリアルをはじめとする講演活動やシラバスの翻訳活動などに携わっています。 -
14:30-14:50
シルバーLT
株式会社ITプレナーズジャパン・アジアパシフィック
株式会社yamaneco
クリエーションライン株式会社 -
15:00-15:20
変革の壁をどう超える?アジャイル組織づくりのリアルと工夫
様々な業界において、企業は「どれだけ早くユーザーニーズに適応できるか」が強く求められており、多くの方がビジネススピードの加速を実感しているのではないでしょうか。こうした環境の中で持続的に成長するためには、単なる方法論の導入ではなく、組織文化や働き方そのものを“リーンアジャイル”へとリブートすることが欠かせません。しかし実際の現場では、変革が思うように進まなかったり、部門間の連携が難しかったりと、さまざまな壁に直面することがあります。本セッションでは、そうした変革のステップごとに現れる典型的な課題を整理し、私たちが取り組んできた施策や実践事例を紹介することで、組織アジリティを高めるヒントをお届けします。
西嶋 優子さん / Yuko Nishijima
株式会社NTTデータグループ
課長代理流通・金融業界のシステム開発でアプリケーションエンジニア、プロジェクトマネージャーとしてキャリアを積み、その後は金融系サービスのアジャイル開発でスクラムマスターを経験。現在は全社アジャイル専門組織に所属し、SAFeやアジャイルのガイドライン執筆、社内コミュニティの運営などを通じて、全社的なアジャイル推進をリードしている。さらに社外プロジェクトでは、SAFeを活用したグランドデザイン策定やLACEの立上げ・運営、アジャイルコーチとしての組織変革支援など、幅広く活動中。
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16:00-16:20
アジャイル初心者たちの成長ロードマップ
生成AIを活用したアプリ開発に取り組むチームの成長の軌跡。 アジャイル初心者が集まって、新しいAIアプリの開発に取り組み始めました。この1年間のアジャイルへの取り組み、プロダクトの成果とチームの成長のこれまでを、チームの一番近くで見てきたアジャイルコーチの視点でお話します。主観と客観の両面からチームを評価し、素晴らしいチームへと成長を遂げた姿を紹介します。
三木 千圭さん / Chika Miki
野村ホールディングス株式会社
IT戦略部 ヴァイスプレジデント / アジャイルコーチアジャイルコーチとして、「イキイキとしたチームを育てる」をモットーに活動しています。キャリアはシステムエンジニアから始まり、マーケティング部門でユーザー視点のシステム開発に携わりました。その後、IT部門に戻り、全社的なアジャイル導入に伴いスクラムマスターを経験し、アジャイルコーチとして人材育成や組織変革に取り組んできました。2024年より現職にて、大規模組織での効果的なアジャイル適応を目指して奮闘しています。
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16:00-16:20
ACEマインドセットで実現するアジャイル・マイクロリブート
アジャイルを「Reboot」するには大掛かりな改革が必要だと思われがちですが、 ACE(Anyone can do it・Costs nothing・means Everything) という枠組みで、誰でも今すぐ始められる小さな実験=マイクロリブートを2スプリントごとに実行し、チーム文化と品質を劇的に向上させてきました。本セッションでは成功と失敗、計3つの実験事例を通じて、効果測定とキルスイッチを備えたACE実践法を紹介し、参加者が自組織で即試せる具体的手順を提供します。
カリルセルジオさん / Sergio Carrilho
ソニー株式会社
TechLead | アジャイルコーチ東京大学出身の多言語エンジニアで、元ホワイトハッカー。3大陸で工場自動化、ネットワーキング、セキュリティ、ソフトウェア開発に携わり、幅広い分野で経験を積む。2009年にソニーへ入社後、Xperia HelloやEar Duoなどの製品開発を経て、現在はテックリード兼アジャイルコーチとして活動。PMI-ACP、CSM、PSMI、PSPOI認定保持者として、チームの成長と製品価値を高めるアジャイル文化と技術革新を推進している。
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16:30-17:30
ネットワーキング
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